豆腐屋あこ リヤカー引き売り ありが豆腐 菅谷晃子

リヤカー引いてラッパを吹いてお豆腐の引き売り14年目。たくさんのお客様から学んだこと、日常を日記にしています。講演依頼はメッセージでどうぞ!

2月18日

あこのお豆腐引き売り日記


今日は大好きなお客さまが亡くなったお知らせでなかなか倉庫を出れず泣いていて大幅に遅れてしまいました。


お客さまをお待たせしているので

ラッパも吹かずに急ぎ足で

ぶっきらぼうにリヤカーを引いていたら


「お豆腐屋さーん!」


と後ろから知らないおじさんに

大きな声で呼び止められ


瞬間にっこりと笑い平常心を取り戻し

リヤカーを止めました。


「お豆腐屋さん!磯崎さん知らないか?いつも見かけてたのに最近見なくて。お豆腐屋さんなら知ってるかと思って、、」


その質問に

また少しさみしい気持ちになって


「磯崎さんは、私ご遺体の第一発見者だったのですが、3ヶ月くらい前にお布団を被ったまま、まるで眠っているようなお顔でお亡くなりになりました」


とそうお伝えしました。


「そうか、、。ありがとう。

寒いけど、気をつけてな」


と言ってくれて後ろ姿をお見送りしつつ


自分がこの仕事がただ楽しくて、大好きで

14年間毎日リヤカーを引き続けてきた役割っていったいなんなんだろうとふと考えてました。


”あこちゃんは繋ぐひとだよ”  


そうスピリチャルな方に昔言われたのが

今はなんとなくしっくりとわかる。


毎週同じ曜日、同じ時間に長い間歩いてなかったらお客さまと家族のような信頼関係もできなかっただろうし、こんなに人生勉強を肌でできる機会はなかったとも思う。


そのあと、

またラッパを吹いてゆっくりと歩いていたら、

いつもの可愛い少年が1人で寒い夜の中

お金を握りしめお豆腐を買いにきてくれて


「木棉豆腐2つください♪」


と言ってくれました。


「寒いのに来てくれて本当にありがとうございます。ラッパ聴こえたんだね♡」


といつもの本当の笑顔になり

やっぱり幸せな気持ちになったのでした。


とゆうわけで、半分くらいのお客さまの所へ

豆腐メンタル過ぎて今日は行けなかったので

明日も足立区江北へリヤカー引いてきます(*^^*)


明日はちゃんとゆっくりと歩いて、

ゆっくりとラッパを吹いて、また奇跡のようなステキな出逢いに導かれる心の準備をしておこう。


お写真は天使の羽に見えた夕方の雲


#私は自分の仕事が大好き大賞のプレゼンf:id:aconoarigatoufu:20180221235458j:plainターになるのが夢