アポロニア21 4月号に掲載して頂きました📖

4月1日発売のアポロニア21に4ページ取材してくださり掲載されました📖

編集者さんが、西麻布でリアカーを引いているところまでわざわざ本を届けてくださりました😌📖

偶然にも、先日ご出版された　新井 美紀先生の著書もご担当もされていてご縁にびっくり✨

（頂いちゃった💓）

すごく丁寧に4ページを作ってくださったので
全文ご紹介させて頂きます♪

長文ですがよかったらご覧ください

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以下アポロニア21 4月号より

東京の下町やビジネス街で、ラッパを 鳴らしながらリヤカーを引く豆腐屋さん。

菅谷氏は商売の傍ら、年々増加し社 会問題となっている高齢者の孤独死を、 少しでも減らそうと活動している。
豆腐 の引き売りの魅力とともに、高齢者を支 える活動を始めたきっかけを伺った。

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自分らしい働き方を見つけるまで

リヤカーで豆腐の引き売りを始めたきっかけを教えてください。

菅 谷( 以 下 、 あ こ )
私 は 2 3 歳 の こ ろ 、どんな仕事をしてもうまくいかず、ひどい時には 1 週間でクビになることもあり、「自分に合う 仕事は何だろう?」と悩んでいました。

そんな時、「築地野口屋」というお豆腐屋 さんが「こころで販売できる人募集!」という求人を出していて、ピンと来たのです。

「私 には腕も何もないけれど、心ならきっとある」 と思って応募し、それから17年、ずっと豆 腐の引き売りを続けています。

― 17年も続いている理由は何ですか。

あこ 小学生の時に転校先で長い間いじめ に遭い、そのせいで自己肯定感がとても低い 時期が続いていました。

「誰にも愛されない、 誰にも認められない」と自分を卑下してしま い、「自分は役に立たない」と思い込んでいた のです。

そのせいで、初めのうちは「こころで販売できる人」という言葉を忘れ、商品を売らな ければと気持ちは焦る一方。

自分で食べたこともないのに「おいしいよ!」と薦めていた ら、「かわいそうだから買ってやるよ」と言わ れてしまったこともありました。

そんな時、あるおじいちゃんと出会いました。

会うたびに「あこちゃん頑張れ、頑張れ」 と応援してくれて、いろいろな話をしたり、 一緒にアイスクリームを食べたりしているうちに、お客さまのことが心から大好きになっていきました。

そして、「みんなが喜ぶことって何だろう?」

と考えながらリヤカーを引くうちに、買い物の代行をしたり、スマホの使 い方を教えたりと、高齢者のお願い事をさせて頂くことが増えてきました。

もともと人と喋ることがとても怖かったのですが、「キラキラ女性講演会」という自分をさらけ出す大会に出てみないかと誘っていただいた 時、「自分を好きになれないのは過去に傷付いてきた経験のせいで、あなたのせいじゃな い」と教えてもらいました。

そこで自分のことをまず愛してあげようと、
「今日も頑張ったね」「生きてるだけで偉 いよ」と、小さなことでも自分を褒めてあげるようにしました。

すると、少しずつ自分を好きになっていき
前よりもっとお客さまと話すことも楽しくなりました。雨の日も風の日もリ ヤカーを引き続け、気が付けばもう17年、 という感じですね。

― 販売エリアは決まっているのですか。

あこ 以前は葛飾区・亀有を回っていました が、今は新宿区・四谷、足立区・綾瀬、港区・ 西麻布の 3 エリアで販売しています。

他の販売員とかぶってしまうと、お客さまがどちら から買えばいいのか迷ってしまうので、あら かじめ販売エリアは決めています。

― 客層の違いはありますか?

あこ 四谷は通りすがりにお菓子や日持ちの する物を買ってくれる人が多いです。

綾瀬は 下町という雰囲気で、気軽に「ご飯食べにお いで」と誘ってくれたり、一人暮らしの高齢 者の方が多く、売れるものもお豆腐が多いで すね。
西麻布は湯葉が人気です。

今、社会問題になっている孤独死を発見することもあります。
綾瀬では郵便ボックスが 目に付きやすい所にあるので、新聞が何日もたまっていると
「これはおかしい」と大家さん に連絡したりします。
一方、西麻布はオートロックのマンションが 多いので、状況が把握しにくいことがありま す。

このような場所ではラッパを吹くのでは なく、ご要望があればあらかじめ電話番号を尋ねておいて、 到着したら電話をかけるようにしています。 電話をすると 1 階まで降りてくる方が多いの で、部屋番号も分からない方もいました。

実 際に、連絡が取れなくなった方のご親族から、 亡くなったと伝えられたこともありました。 その方の電話に私からの着信がいくつも残っ ていたので、連絡してくれたようです。

高齢者の孤独を癒やすために

― 高齢者を支える活動を始めたきっかけは。

あこ 大好きだったおじいちゃんが亡くな り、その現場を発見し立ち会った時から、一人暮らしの高齢者の支援について深く考えるよう になりました。
また、窓が真っ黒になるぐら いハエが発生してしまった、おばあちゃんの 孤独死を目の当たりにしたこともあります。
「もっとコミュニケーションを取っていれば、 きれいな姿で見つけられたのに......」という 後悔が、今の活動につながっています。

― どんなことをしているのですか。

あこ なかなか外に出られない方の代わりに お買い物もしています。ある時、足腰の弱いお ばあちゃんにおいしいガトーショコラを作っているシェフの話をしたら、「食べてみたいけど、買いに行けなくて」と残念がっていた ので、シェフに伝えたところ、「作って持って いきます」と......。おかげで、おばあちゃん においしいガトーショコラを届けることがで きました。

何よりも大切にしているのは、心の繋がりです。高齢者はずっと家に引きこもってい ることが多いので、楽しい思い出話に花を咲 かせたり、最近食べたおいしいもののことな ど、誰かと会話することが心の支えにもなっ ているのだと思います。

注意しなければならないのは、相手との適切な距離感を保つことです。近過ぎると依存 されてしまい、遠過ぎると心を開いてもらえ ないので、楽しい時間を過ごすためにも、距離感を考えて接するようにしています。

― この仕事をしていて、一番よかったと思 うことは何ですか。

あこ たくさんありますが、中でも毎週お味 噌汁をご馳走してくれたおじいちゃんの最期 を、早く見つけることができたことです。大 家さんは慌てていましたし、警察を呼んだり と周囲は大変そうでしたが、おじいちゃんが 飲んでいた薬や普段の様子について、警察 の方に落ち着いて伝えられたことで、かわい がってくれた恩返しができたんじゃないかと 思えるようになりました。

― 将来の目標などを教えてください。

あこ 孤独死を減らす活動以外にも、引き売 りをしたい人へのアドバイスもしています。 私のような引き売りが増えれば、高齢者の支 援にもつながるからです。
また、2月に『ありがとうは幸せの贈り物
「あこのありが豆腐」』(三冬社)という自分史 のような書籍を出しました。

漫画を入れたり 文字を大きくしたりして、子どもたちでも読 みやすい内容にしています。

私は長くいじめに遭ってつらい日々を送っていたので、この本を学校やフリースクールなどに置いていただいて、少しでもつらい思いをしている子どもたちの支えになればいい なと思っています。

『ありがとうは 幸せの贈り物
「あこのありが豆腐」』
菅谷晃子 著 三冬社
https://santho.net/arigatoufu/

記者から一言
取材の日、四谷から半蔵門まで引き売 りに同行しました。坂道も多く、思わず 後ろからリヤカーを押すことも。コロナ 禍で運動不足が続いていたため、後半は 疲労が限界に......。高齢者だけでなく、 商店主、サラリーマン、子ども連れのお 母さんまで、幅広いお客さまと楽しくお話ししているあこさんを見て、地域の方々
に愛されていることを実感しました。

最後までお読みくださりありがとうございます

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想いを込めて歌になりました♪

豆腐屋あこ

3月4日2nd シングル配信リリース お空から🎹
https://linkco.re/UyeBHdCg?lang=ja

歌詞付きPV 自分で作ってみたよ🎥
https://esca4.app.goo.gl/EetDCMEFHTCuozz96

編集者さんがくださったお写真😌💓

嬉しかったー🍀